当社製サンプル切断機は、ミーリングタイプの2枚の刃物を使った静止切断により、破壊検査や引っ張り試験で使用されるテストピースを切断することができます。また、USTにより検出された不良部分を切り取ることも可能です。テストピースは、走行切断機の後のコンベヤーシステムと統合され、自動で切断されます。テストピースは、良品パイプも含んだ母管の中継ぎ溶接部の先端と後端に付け加えられ、送り込みコンベヤーによりサンプル切断機へ運ばれます。母管が送り込みコンベヤーに到達すると、エンコーダーにより制御された送り込み機構により、正確に切断位置決めされます。破壊検査に必要な2つのテストピースは中継ぎ溶接部の両側から切断されます。良品パイプは正確な長さに切断され、その後、良品パイプはコンベヤーシステムに戻され、中継ぎ溶接部は、スクラップ倉庫へと運ばれます。テストピースは、搬送シュートを通って、機械のオペレーター側に安全に運ばれます。また、コイルの中央部からも、破壊検査用にテストピースを採取できます。テストピースの切断サイクルタイムは、一般的なバンドソーよりもかなり短縮することができます。その結果、破壊検査の実施時間が短縮され、オペレーターへ、よりタイムリーなフィードバックをもたらします。テストピースは、機械の仕様範囲内であれば、如何なる外径であっても、100mm以下で切断可能です。これは、材料の節約につながります。付け加えると、テストピース部と中継ぎ溶接部を含むパイプから、正確に良品の長さを切断できることも材料の節約になります。